Kaleialoha
ハワイが教えてくれる物語- `Ohai

多くのハワイアンソングには、
ハワイのお花について歌われた曲が沢山ある。
"ハワイのお花" と聞くと
皆さんはどのお花を思い出すでしょうか?
今の時期、色々な種類のお花が咲いているんだけれど、
その多くは、外来種のお花で、ハワイの伝説の中でも残されているような
Peleがタヒチからカヌーに乗ってハワイにやってきた際に
一緒に持ち込まれた花、鳥達によって運ばれた花、
そしてその後、船によって持ち込まれた花を多く目にします。
ハワイにも 勿論ハワイ固有の植物が多くあり、
そのほとんどは、ハイビスカスやプルメリアの様な目を引くような
華やかさはなく、どちらかと言えば健気で優しい小花が多い。
そして、雑草かな?と思えてしまい、それが貴重な植物である事も気が付かない事もね。
その中の1つ。今朝ふと立ち寄った場所で出会ったのが
1994年11月に絶滅危惧種に指定された‘Ohaiという植物。
ハワイ語で ‘Ohaiという植物はこの絶滅危惧種に指定されたものと
この木なんの木で有名なモンキーポットの木(別名:レインツリー)
両方ともマメ科を呼ぶの。
もう1つ。。。‘Ohai の花と言えば、ハワイアンソングで有名な
`Ohai Ali`i がフラでもよく踊られていて頭に思い浮かぶ人も多いと思うのですが、
`Ohai Ali`i は、外来種の植物でハワイ固有の残念ながらハワイ固有の植物ではないの。
ハワイに入ってきた際にお花の色がハワイのロイヤルカラー、黄色と赤だったのでこの名がつけられたとか・・・
さてさて、この絶滅危惧種にしていされている‘Ohai
葉が均等についていて、若葉の表面には細かい金色の毛のようなものがあり、
太陽の光を直接浴びすぎて乾いてしまわないように反射する為のものだとか。
お花は、特徴ある形ででサーモン、オレンジに黄色味がかかったもの、そして赤のいずれか。
花が受粉されると細長い種子の鞘が出来る。
マメ科というのがここで納得ね。
そして、花の部分を掌で叩くと、甘い蜜が出てくるそう。
今回は貴重な植物なので触ることも辞めました~。
大事にしないとね。
そして、‘Ohaiと言えば オアフ島の西側、Waianae山脈そして、その一番ピークにあるKa`ala山
そこに住む女神 Kainoaとの繋がり。
彼女の伝説の中には、必ず太陽の光と共に開花する`Ohaiの花々がある。
山の中で迷った旅人を `Iwaの鳥と共に道案内をする彼女。
その輝きは恐らく太陽の光を浴びた‘Ohaiの花の様でしょう。
その優しい女神をパウアヒ王妃と例えて歌われた歌が後に
ハワイアンソングとして残されています。
昔は、レイメイカーによって`OhaiのLeiが沢山あったそう。
写真でもそして勿論実際にそのレイを見たことが無いのだけれど
本の中に書かれていたのは
`Ohai の花々をどの様に繋げても(縦でも横でも斜めでも)その美しさは
完璧なもので、Luauなどで身に着ければ間違いなくあなたを輝かせる、美しいレイだったとか。
いやー、見てみたい❤
隠された沢山のハワイの物語を目にするか、感じるかは、自分次第。
頭の中にフラが無ければ通り過ぎてしまってしまう景色も
沢山あると思う。
常に頭にフラがあることで
その道はもっともっと開けていけると私は信じています。。