ハワイの伝説:月とバニアンツリー


先日の満月の朝。

大きな月が青空に白く残っていた。

白く見える月。

夜空に輝く月も神秘的で美しいけれど、

昼間の白い月も、とても魅力的です。


月と言えば、小さい頃から

ウサギがお餅をついている話を聞いていた。

今も、なんだか月の模様がウサギに見えたりするしね。

朝の月は、ウサギがさかさま~なんて~。


ハワイにも月に関する伝説がいくつかあります。

その中の1つをご紹介しますね。



半神半人のMauiの母として良く知られている月の女神、

Hinaは、Kapa作りの名人です。

Kapaは、主に、

バニアンの木の皮を使います。

Kapa を作るのは、とても大変な作業。

木の皮をはいで、水に浸しては、

叩き、その工程を何度も繰り返し、

時間をかけ、丁寧に仕上げていきます。


日中の太陽の光で乾かすので、

太陽の光はとても大切。

太陽の光が少しでも長く照らされる様にと、

母思いの息子のMauiが、

太陽が駆け足で通り過ぎてしまわない様にと

太陽の足を切ってしまうなんてお話もある程、

HinaのKapa作りは有名です。


Hinaは、朝早くから夜遅くまで

Kapa作りに専念しますが、

家の事もしなくてはいけません。


夫のAikanaka は、全く手伝う事もせず、

何かにつけて文句を言い、

Hinaの心は我慢の限界に来ていました。


翌朝、家を出ると足元に大きな虹が

太陽に向かって架かっています。


早く夫の元から逃げ出したいと思ったHinaは、

その虹の橋を進んでいきましたが、

太陽の光が熱すぎて辿り着けません。


その夜、夫と喧嘩をしてしまい、

二度と戻らないと覚悟を決め、

Kapa作りに必要なものを全て持ち 

再び家を出たHina.

何かに導かれるかの様に

 Pu'u Maelieli へ向かいます。


辿り着くやいなや、目の前に

ムーンボウ(夜の虹)が

月に向かって架かっていました。


ためらう事もなく、Hinaは進み、

星達の力を借りて月に辿り着きます。


そして、ここが新しい自分の住む場所と決め、

Hinaは、再びKapa作りに専念します。


ハワイ語で月は、Mahainaと呼ばれる様にHinaとの

繋がりが深い事も意味していますね。


月の女神Hina.

ハワイでは、月へ行った、

Hina が住むと言われ、

月の模様は、ウサギではなく、

Kapaを作る為のバニアンの木、

そして、輝く月夜にゆっくりと流れる雲は、

Hinaの作ったKapa がなびいていると

伝説の中で伝えられているのです。


※諸説あります。


風景の中から、伝説が蘇る。。

感じる事が出来るハワイ。


Hinaに関する伝説は、まだ他にもありますが、

また次の機会にね。





© Kaleialohapoinaole 2020