Kaleialoha
ハワイの伝説-Ku`ula

2週間前に発令されたハワイのロックダウン。
今日は、更に2週間延長される事になったと
アナウンスがありました。
最近はね。
外出自粛生活なのでなるべく外に出ない様に
家で本ばかり読んでいます。
夕飯を釣りに行きたいけど(笑)
それも今は自粛中・・・・
最近読み返したMo`oleloの中に
Fishermenの神、Ku‘ulaの話があった。
ハワイアンの思想は、
多くの物に神が宿ると言われている。
それは、もしかしたら、
1000、10000、いやもっと。
そして、その神々は、ハワイアンの生活にとって
重要な役割を
果たしていると言われています。
マウイ島のKauikiの丘に住むKahoali`iが
Hana全体の酋長だった頃、
人間の姿に変えたKu`ula, 妻のHina
そして、息子のAiaiがFishermenの神でした。
Fishermen達は、漁をする時は、
必ず彼らにお祈りをしたそうです。
Kahoali`iが酋長の頃、
Hanaの土地は乾燥して、
Kaloを始め多くの植物が枯れて
食べるものに困るほど。
ある時、Kahoali`iは、
自分のが食べるだけの魚を取る様に
部下に漁に出るように命令をします。
彼らはいつもの様に、
Fishermenの神々にお祈りをし、
ネットを投げると
少しばかりの魚がかかります。
そして、
神はこう言います。
”あなたのAli`iに伝えなさい。
Kahoali`i、あなた自らが、この魚を綺麗に洗い、
身の部分に塩を付け、
骨も一緒にImuの中にいれなさい。
その骨が焼けたら
魚を食べても良いと。
部下達はその神々のお告げを聞いたのですが、
Ali`iの傲慢な態度に腹を立てていたので、
この魚を捧げる事はせず、
こうKahoali`iに報告します。
”神は、言いました。
あなたに塩を付け、その頭を焼き、
骨をImuに入れなさいと”
それを聞いたKahoali`iは、
怒りが収まらず、部下達に神々が住む家を崩壊し
火をつけなさい!命令します。
しかしながら、
神々は超越した力を持っています。
彼らは小さな3つのIpuに水を入れて用意します。
Kahoali`iの部下達が家に火を付けた途端に
小さな3つのIpu が大きな音を立てて爆発し、
その水飛沫が海の方へと広がります。
そう、神々は水飛沫の中、
魚となって海へ。
魚となった2匹の神々(Ku`ulaと妻のHina)は
すぐに海にいるすべての魚を引き連れて
Lahaina へ行ってしまい、
Hanaには魚が全くいなくなってしまうのです。
*現在もLahainaと言えばFishemen Townですね~
もう1匹の魚に変わった神は、息子のAiai.
彼は、人間の姿に変わり、
Hanaから離れ他のエリアへ。
そこで、人々に伝えます。
魚を必要な時には、Puleをする事を。
彼がChantを唱える度に、
魚となった彼の両親の力で
沢山の魚が集まるのです。
Hulaでもレッスンの初めと終わりに
必ずPuleをする。
Puleの大切さ、そして、感謝する気持ち。
物語の中にも、ハワイアンの精神
そして、歴史と文化が書かれている。
久々に書物を読んでみると新鮮な気持ちになるね。
大切な事を改めて思い返す時間。
レッスンに追われていた時には取れなかった
大切な時間を今、与えられているのかもしれません❤