Kaleialoha
ハワイの植物- Kupukupu

今日は、少しだけ
”Kupukupu”のお話です。 シダの1種でハワイではよく見かける植物の1つ。
”Kupu"というハワイ語の意味は、
”芽生える””育つ”など、発展を意味し、
ハワイ全島の山々で見る事が出来ます。
また、火山島のハワイ、火山活動によって流れ出た溶岩、
その溶岩が冷え、固まった後に最初に根付く植物とされています。
フラの女神 ”Laka"の祭壇に捧げる植物の1つで、
知識の芽が根付くようにと願われたという説もあります。
Hulaには、皆さんご存じの様に沢山のOli(詠唱)があります。 神に願うもの、場を清めるもの、身を守るものなど種類は沢山ありますが、
その中に Oli Kupe`eという手足首に植物や木の実、
貝などを身に着ける際に唱えるOliがあります。
Hula を踊るのに、必要ななのは
パウスカートですが、 古代ハワイアンのHulaでは、
まず最初に Kupe`eを身に着け
そして、唱えるのが ”Oli Kupe'e”です。
全てのダンサーが付け終わるまで延々とOliは繰り返され、
その次に Oli Pau(パウスカートのOli)となります。
Kupe`eのOli同様に延々とOliが繰り返されます。
そして、最後にOli Lei(レイを身に着ける際のOli)を唱えて
Hulaを踊る前の準備が整います。
Hulaを踊る為の準備、
一番最初に行うOli。 このOli Kupe`e の最初の言葉が、
`A`ala Kupukupu -香り高い植物”として、
このKupukupu
(植物の意味と芽生えるという意味を兼ねている)が出てきます。
火山の噴火によって生まれたハワイの島々。
溶岩で覆われた島に最初に根付いた力強さと ハワイの人々の生命、
文化の力強さを感じます。
身につけながら、祈り、
そして ダンサー全員が1つになる瞬間でもあります。
深い意味を持つKupukupuのお話。
Hulaダンサーにとっても大切な植物ですね。
皆さん良い週末をお過ごしください❤