古代ハワイアンの時代から、
守護神として愛されるPueo (フクロウ)
最近読んだ神話の中に、
ハワイの人々がPueoを多くの神々の中の1つとして
認識されたお話があったので、
少しだけ・・・
物語の舞台は、15代目のアリイアイモクとして君臨した
オアフ島の最高酋長、Kakuhihewa.
フラダンサーなら、きっと聞いたことがある名前でしょう。
物語は、Kakuhikewaの時代、15世紀。
主人公は、ホノルルに住むKapoiという少年。
ある日、KewaloへPili Grassを摘みに出かけた所、
Pueoの卵を見つけ, 家に持って帰るのです。
そして、Tiの葉で包み それらを料理しようとした時、
Pueoの声がするのです。
P(Pueo):おーい、Kapoi. 私の卵を返してくれ”
K(Kapoi):あなたの卵は何個?
P:7つ
K:これから、魚と一緒に料理するんだ。
Pueoは繰り返します。
P:私の卵を返してくれ
K:これらは、これから料理するんだ
その言葉を聞き、Pueoは、こう答えます。
P:もし、僕の卵を返してくれないなら、Kapoi,あなたは、
無情でひどい人間だ!
それを聞いて、Kapoiは、Pueoに卵を返し、
その後 Pueoは、Kapoiの守護神となるのです。
守護神となったPueoは、KapoiにHeiau(神殿)を
Manoaに建て、Kuahu(祭壇)を置くように命じます。
言われた通りにKapoiは行い、また、定期的にKapuの日を定め、
慣習的に生贄を奉献します。
当時ワイキキに住んでいた当時オアフの酋長であったKakuhihewaの耳に、
ある男が彼のHeiauを持ち、特定の日をKapuに設定し、生贄までも捧げてるとの情報が入ります。
Kakuhihewaは、一般人が酋長と同じように自分のHeiauを持った場合は、
死刑とするという法律を制定していました。
ですから、KapoiはKakuhihewaの命令により捕らえられ、
WaikikiにあるPupalaha Heiauに連れて行かれました。 その同じ日、Kapoiに寺院を建てるように命じたPueoは、
ハワイ諸島全部のPueoをKalapueoに集めます。
*Kalapueoは、現在のMakapu'uのエリア。
この場所は、Pueoが戦う為に集まる場所と言われています。 Kapoiを処刑する日になると、 夜明けには、
集まったPueo達は、Kalapueoを離れ、
ホノルルの空全体を覆いました。
そして、処刑の瞬間、Pueo達は彼らに向かって飛んでいき、
くちばしでつつき、爪で引っ掻きました。
Kakuhihewaの戦士達とPueo達の戦いが繰り広げられますが、
あっという間にPueo達の持つ神の力によって、
Kakuhihewaは降伏します。
すぐにKapoiは、解放され、最高酋長のKakuhihwaは、
Pueoの持つAkua(神)の力が強力なものだという事を
知るのです。
多くの神話に登場するPueo. 時には亡くなった人を
生き返らせる力を持つとも言われています。
そして、多くのオアフ島の神話にもPueoの物語が残されています。という事は、オアフ島にはPueoが沢山いるという情報でもあります。
まだオアフ島でPueoに出会った事はありませんが、
いつか、出会える日が来るといいなぁ~❤
長くなりましたが、KapoiとPueoの神話。
まだまだ書きたい事はありますが、
今日は、この辺で。
では、またの機会に!
Have a nice weekend