Kaleialoha
少しだけ、Mo'oのお話

タイトルだけだと、Mo'oって何?と
思われる人も多いと思うのだけど。。。
ハワイ語でMo'oは、日本語だとトカゲと
訳される事が多いですが、伝説の多くは、長い尻尾を持つ
巨大な恐ろしいトカゲという感じです。
そして、Mo'oは、魚の住む池に関連づけられていて
守護神とされています。
沢山のMo'oが関連する伝説の中から、今日は、
オアフ島西側のMakua valleyに住む Mo'oのお話です。
KoiahiからAhupua'a Makuaへ
流れる小川から池へ流れるKalena 川。
その谷に住む美しい女性。
彼女は、Kaneana洞窟のサメ男のKupua- Kamohoali`iと結婚できないように
両親によってMo'oに変えられてしまいます。
それは、単に結婚をさせないという理由だけではなく、
古代ハワイアンの時代から、それぞれの家族や人物に
Kuleana(責任)があり、
彼女には、この場所を守るという宿命があったからです。
それでも、物語の中で 愛し合う2人は
時々人間の姿に変わります。
大雨の降る中、Mo'oに変えられた
美しい女性は、川を下ります。
雨の影響で水の流れは強く、勢いで海へと押し出されます。
そのまま海中に入り 波に打ち上げられるかのようにして、
Waianaeの端にある噴気孔の横の大きな岩
Pōhaku-kūla‘ila‘iの上に上がります。
不思議な事にその瞬間、Mo'oは、美しい女性へと姿を変え
愛するサメ男のKupua-Kamohoali'iを呼びます。
彼女の声を聴き、
彼は、海底水路を通ってKaneana洞窟から出てきて、
海中の噴気孔の入り口に泳ぎ込み、
噴気孔を通って岸に打ち上げられた瞬間、
男性に変身し、2人は川に戻り、
やっと愛し合う事が出来るのです。
決して結ばれる事のない2人。
彼女は、この地を守る守護神。
この場所を離れる事は許されないのです。
物語の最後には、こんな事も書かれています。
川の水が透明な時は、安心して泳いで大丈夫。
でも、川の水が緑色の時は、Mo'oが川にいるという事。
水の中に決して入らないで。。。と。
古代ハワイアンの時代から、ハワイの色々な場所に 神々がいるとされています。
Meleの舞台になっている場所にも
特別なMo'oleloがあったり、
神々のストーリーあったりする事もあります。
是非、興味を持って調べてみてくださいね。
また、機会があれば他の池のMo'oのお話も
書いてみたいと思います。
最後まで読んでくださり、
ありがとうございました❤