Kaleialoha
King Kamehameha III

ダウンタウンにある、カメハメハ大王、
イオラニ宮殿にあるリリウオカラニ女王、
プリンスクヒオ王子、カイウラニ王妃、
カラーカウア王など沢山の銅像があるハワイ。
新しくカメハメハ3世の銅像が
設置されました。
ハワイの歴史の中で忘れてはいけない
大切な出来事が沢山あります。
カメハメハ3世
9歳でこのハワイの王となり、
41歳でこの世を去った偉大なる王様の1人。
数ヶ月前に見た映画
”Kuleana" の舞台になった時代が正に
このカメハメハ3世の時代。
絶対君主制だったハワイを
憲法を公布し、立憲君主制に変え、
土地制度を導入します。
元々ハワイの土地は全て王や酋長のもので、
Ahupua`a(海や山を含んだ区分)によって
平等に分けられ、自給自足の生活。
その後は、" Kuleana"法によって
個人でも自分の土地を持つ事が出来き、
また、ハワイアン以外の人も
その土地を得る事が可能となった時代が やってきます。
そこで、資金や法律に強い白人によって
沢山の土地が安い金額で売却されてしまうのです。
そして、1943年2月、大事件が起こります。
イギリス人 ジョージ ポーレットによって
カメハメハ3世は、ラハイナに
およそ5ヶ月間強制隠居させられます。
ハワイ王国が消滅し、イギリスの旗が
掲げられる事になります。
しかし、5ヵ月後の7月に
ハワイを訪れたイギリス人 トーマス少佐によって
ハワイ王国、カメハメハ3世も
王室に無事に戻ることになります。
1942年に立てられたカワイハオ教会で
演説をしたカメハメハ3世の言葉
Ua Mau ke Ea o ka ʻĀina i ka Pono
(ハワイの土地の命は、正義と共に生き続ける)
今現在もこの言葉は、
ハワイの人々にとって忘れてはいけない
忘れる事がない言葉の1つ。
今回新しく建てられたカメハメハ3世の銅像は、
ハワイ王国消滅の危機から救ったトーマス少佐を
讃えて名づけられた公園、
トーマス スクエアーの中にあります。
王様の左手には、ハワイの州旗
そして、彼の残した言葉も
刻銘されています。
その頃のハワイは、想像する事が出来ないけれど、
この場に立った時に感じた風は
とても心地よく、清々しかったです。