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  • 執筆者の写真Kaleialoha

My Dance History 14



フラを初めて来年で30年。

私は幼い頃から踊りをしていたので

踊り始めてからは今年で46年(笑)

自分の人生の中で踊るという事がほぼほぼ占めている。


30年を目の前にして、私のDance History を

気ままに書いてみようと思う・・ 

⑬を読まれていない方は、こちらから先にどうぞ。



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⑭ニューヨークへ。


専門学校1年の冬。

突如、ニューヨークの短期留学の話がありました。

あっという間に話が進み、私はすぐさま渡航します。


生まれて初めての海外への旅、

スーツケースを持っていなくて、

実家の母のものを借りて

サンフランシスコ経由でニューヨークに。


英語が喋れた訳でもないのに、

今思えば、奇跡のような出来事。

無事に学校が手配してくれた

アパートにつきました。


TVで見たことがあるマンハッタン。

まだ20歳にならない私は、

全てが魅力的。


ニューヨークでは、

3つのダンススタジオに

地下鉄を乗り継いで通います。


その頃の地下鉄は、物凄く汚くて、

ホームレスも多く、改札にあるバーを乗り越えて

電車に乗り込む人も多く、

東京で感じたことのない怖さもありました。


渡航前に学校の先生から身を守る為に

1ドル札の束をいつもポケットに入れておきなさいと

言われていました。


幸い怖い事に巻き込まれる事はなかったのですが、

憧れの街のワクワク感と、

少し恐ろしいさも感じながらの生活でした。


通った3つのスタジオは、

モダンダンス、ジャスダンス、バレエの専門で、

私は中でも、マーサ グラハムのスタジオでのレッスンが

とても好きで、興味を持ちました。


ブロードウェイミュージカルは、勿論沢山の舞台を

目の前で見る事が出来、物凄い刺激のある時間。


しかしながら、1クラス50人、60人、

特別クラスでは100人以上の世界中から

集まったダンサーと共にレッスンに励む毎日。


手足の長いダンサー、

美しい顔立ち、

溢れ出すパッションを持ったダンサー、

多くのダンサーが夢を持ち、

そして目標に向かっている中、

19歳の私は、

まだ自分がどうしたいのか?が分からず

更にこのニューヨーク留学で悩む事になります。


レッスンでは、

注意される事はほとんどなく

(それは、注意するまでのレベルに達していない事)

毎日が過ぎていきます。


ある日、フロアーレッスンの際

床に仰向けに寝転び、

右足を天井に伸ばした際に

先生がカウントを取りながら、

それぞれの足の動きを確認します。


何本もの足の中で、

私の足の甲を持ち、

Very Nice!と言ってもらえた事が、

このニューヨークで

一番嬉しかった出来事。


その1つを持って数か月の滞在を終え、

東京へと戻ることになります。





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