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  • 執筆者の写真Kaleialoha

My Dance History 17


               

 フラを初めて来年で30年。

私は幼い頃から踊りをしていたので

踊り始めてからは今年で46年(笑)

自分の人生の中で踊るという事がほぼほぼ占めている。


30年を目の前にして、私のDance History を

気ままに書いてみようと思う・・ 

⑯を読まれていない方は、こちらから先にどうぞ。




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⑰卒業公演


学校の授業、レッスンに仕事。

毎日、追われる様に過ごした日々。


私は無事に

ダンスの学校を卒業する事が出来ました。


卒業公演は、

渋谷公会堂。


その為のオーディションが、

半年前に行われました。


オーディションの結果、

モダンジャスの舞踊家H先生が担当に。

かなり有名な先生なので

公演の為の初めてのレッスンでは

緊張感の中、基礎レッスン。



しかし、私達にとって思い出深いものに

なるはずの舞台、

そして、大きな舞台での事なので

一緒に踊るダンサー達も

どんな曲なのか、どんな振りになるのか

ワクワク感もありました。


ところが、

卒業公演の2ヶ月前になっても

その練習は始まらないのです。


次第に、焦ってくる私達。

普段は、レッスンが終わったら

皆と話すことも無く、

さーっと退室して、

それぞれレッスンへ行ったり、

バイトに行ったりのダンサー生活でしたが、

皆が、ソワソワし始めて、

卒演の曲、

どうなるんだろうね~と

話が始まりました。


この学校に入って

ダンサー仲間と話したのは

初めての事でした(笑)


そして、卒演1ヶ月前、

曲も決まらないまま、

衣装の採寸が始まります。


その衣装は、

光沢のあるブラウンの全身タイツ。


正直、コメディアンしか着ないだろう~と

思う程の物でした(笑)

でも、衣装代にしては

めちゃめちゃ安上がり(爆)


本番、2週間前のレッスンで

やっと

曲が提示されました。


その曲は、クラッシックでも、

ジャスでもなく、POPでもなく

日本の歌謡曲・・・


これでどう踊るのか?と

思ったのですが、

ダンスはほとんどなく、

演技でした。。


仲間は、

多くの舞台を経験している

ダンサー達。


2週間前の

1度のレッスンで

既に先生からOkが出ました。


というか、

ほとんど即興。


リハも無く、

場当たりも無く、

本番へ。


卒演当日。

実家から母と叔母が

見に来てくれました。


20人のブラウンの全身タイツを着たダンサー達。

スクリーンの月の前で、

猿になりました(笑)


感動の涙も、

やり遂げた達成感も無い、


ある意味、

忘れられない卒業公演となりました。









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