Kaleialoha
ハワイの伝説- Puna のお話。

Puna-ハワイ語で色々な意味を持つ言葉ですが、
ハワイアンソングで多く出てくるPunaは、
ハワイ島の地名、そして、 泉、湧き水
水に関してのハワイの伝説は、生命の水、神のKaneのお話、
そして、このPuna(泉)のお話も沢山ある。
さっきまで読んでいた本の中に
興味深いPuna の伝説があったので
紹介してみようと思います。
Manoa の足元と呼ばれるRockey Hillに住む老夫婦、
夫の名は、Mukaka、そして妻の名はKealoha
オアフ島に恵みの雨が降らず、作物も育たない時期。
Mukakaは、TiのやFernなどの植物や食べ物を手に入れる為にManoaの山へ
行かなくてはならないので、
Kealohaは、一人で、唯一の湧き水が出るKemoiliili (今のモイリイリ)へ、
水を汲みに大きなIpu を持って長い道のりを歩きます。
ある日の帰り道。その道はかつてないほど長く困難でした。 。
家へ着くなり、 彼女はマットの上に横になり、
倦怠感で涙が溢れます。 そして、彼女は眠ってしまい、
夢を見るのです。 彼女の夢の中で、
男性がマットの横に立っていました。
「なんで泣くの?」 彼は彼女に尋ねた。
「私はとても疲れているので」と彼女は答えた。
そして、今日あった辛い出来事を話します。
すると、、、
「二度と行く必要はない」と男は答えた。
「あなたの家の近くのハラの木の下に、泉があります。 」
そして、その男はいなくなった。
朝になり、その話をMukakaに話すと、
”君は喉が渇いていたからそんな夢を見たんだと”言い、信じてはくれず、
彼はManoaの山へと向かいました。
彼女は、すぐにHalaの木に行ってみます。
Halaの木の地面は乾いて固く、
泉など出るはずがありません。
しかし、その夜、同じ夢をMukakaが見るのです。
これは、神からのお告げだと確信するMukaka.
夢で言われた通りの供え物と祈りを捧げ、
近くに住む若い2人男性の力をかり、
Halaの木を引き抜きますが、
乾いた地、泉どころか、1滴の水も出ません。
若い2人の男性は、呆れていましたが、
Mukakaは言います。
私の妻、そして私、2度も神は現れた、
次は必ず泉が現れると・・・
再び、男性達は、
Halaの木を引き抜きます。
今度は彼らもMukakaの言葉を信じて、
先程よりも力強く!
すると、少し湿った土が現れます。
とっさに
“Ka puna hou!” (新しい泉!)と叫ぶ,
Kealoha .
更に水の量は増え、大きな泉となるのです。
Kealohaは、もう、遠くまで水を汲みに行く必要はありません。
そして、その水を引き、Kaloを植えます。
そう、泉は、水だけでなく食べ物も与えてくれたのです。
神によって与えられた泉、それは、人々の生命を救ってくれた
出来事だったそうです。
そのずっと先の出来事。その泉のエリアに学校が建てられました。 。
Kealohaが叫んだ名前、Punahou、その名を引き継いで付けられた
オバマ前大統領の母校のプナホウ高校、マークは、Halaの木です。
「この学校は知恵の泉になるでしょう」と学校創設者は言いました。
「ハラの木が風や嵐に耐えられるように、
この学校の子供たちは喜びと悲しみに強く勇敢に立ちます。
ハラには多くの用途があるので、
子供たちはハワイに役立つでしょう、と。
以前、Punahou スクールの正門の前の伝説の石のお話を
ブログに書いた事があったんだけど
泉のお話は、本を読むまで知らなかった~。
カーニバルの時にでも(一般人が入れるからね)
その泉とHalaの木を見てこようと思う。
ハワイにもある沢山の伝説。
知れば知るほど、楽しくなるね❤