最初に訪れたのは、誰もがよく知る場所、Nu`uanu Pali.
この場所は、1795年にハワイ全島を制覇したカメハメハ大王の最後の戦いの場所として知られ、
多くの書物にもその戦いのすさまじさが、残されていますよね~。
ハワイの山々は 緩やかな山は少なく、特にオアフ島、コオラウ山脈は崖の様に
一気に下に落ちるような険しい山がほとんど。
フラのハンドモーションでもある Pali の動きの時は、ヌウアヌでみるこの景色を
よく思い出すのです。
今回は、今年のワークショップでリクエストを頂いたメレの中の1つ ”Pua `Ahihi”
勿論、レッスンは随分前に終えてしまったけれど、フラダンサーとして大切な
”歌の物語の場所の風を感じる”為に来たのです。
1960年代のハワイアンミュージックをリードしていたカハウアヌ レイクが
偉大なるクムフラ、アンティーマイキ アイウへのギフトとして贈る曲として
Mary Kawena Pukui & Maddy Lam によって作られた曲。
アンティーマイキのハーラウを代表する曲となったこのトラディショナルソングは、
このNu`unanu PaliがMele の舞台。
とわ言え、直ぐに手に届くような所ではなく、
Nu`uanu pali のPeak Lanihuli (写真でいうと左側の一番高い尖った場所)に咲く
美しい Ahihi の花を歌っている。
タイトルにもあるPua `Ahihi は オヒアレフアと同じ種類のお花。一見同じように見えるのだけれど、少し違うのね。オヒアレフアはどちらかというと丸く房状、アヒヒはごわごわした刷毛の様。
葉も、レフアは少し丸く小さいが、アヒヒは細長い。
真っ赤な花は、1年中この場所に咲いてたといわれているの。
残念ながら、今回はその姿を見ることができなかったけど、目の前に高く聳え立つLanihuli、
その高さは雲にかかるほど。うっすらとした雲が通りぬけ、そして、太陽の日差がかかり、
美しく輝くLanihuli. 愛する人を思う気持ち、そして、直ぐに手に届く所にいない愛しい人への思い。
正に、究極のLove song がここにありました。
ヌウアヌ パリは 高台の冷たい強い風が吹く事で知られていて、
ka makani ka'ili kapa o Nu'uanu 着ている洋服も奪われてしまう程の強い風と
表される程。
毎回、この場所に来ると その風の強さを感じながら、あ、今Pali にいると実感するのだけれど、
今回は、その強い風は全くといってなく、心地よい優しい風が吹いていました。
こんな風に包まれるのは、正直初めて。。。
ゆったりとした時間が過ぎていく。
その時間の流れは、この曲の3番かなぁ~。
Pua `Ahihi 以外にも多くのMele やChant がこの場所の物語。
私のHuaka`i は、まだ続きます。
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