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  • 執筆者の写真Kaleialoha

少しだけMaileのお話



Malie ・・・

何か特別の時は必ず入手していたLeiの1つ。

最後に手にしたのは いつだろう?と

今日Lei standの前を通って思ったの。


ペレさまの噴火で

入手困難になったあの年から

あっという間に4、5年は経つ。


その時の価格でも

以前に比べて2倍になっていた(涙)


フラダンサーと関わりの深いMaileの事を

今日はちょっと書いてみます。


ハワイアンソングの中でも多く歌われ、

またよく知られている様に

フラの女神Lakaが宿るという植物の1つ。



マイレは、ハワイ諸島に生息する植物の一つで、

以前は、各島々に特徴あるマイレがあったと言われていますが、

現在は、ハワイ島のヒロのマイレが 入手し易いマイレです。


オアフ島でも 以前は、山に入ると

自生のマイレを見かけた事もあったのですが、

近年では、温暖化や環境の変化により?

見かける事はほとんどなくなってしまいました。


マイレの種類は、

基本の4種類と言われていますが、

以前読んだハワイの伝説 

Laieikawaiの物語の中には、5人のMaile Sisters が出てきます。


Maile ha`i wale (繊細なマイレ)

Maile lau li`i (小さな葉のマイレ)

Maile lau nui(大きな葉のマイレ)

Maile Kaluhea (香り高いマイレ)

Maile Pakaha  (丸い葉のマイレ)



それぞれに特徴がありますね。


ハワイアンソングにもよく出てくるMaile Lauli`i は、

カウアイ島にある小さな葉のマイレ。

そのカウアイ島のマイレの中でも、

Maile Lau li`i o Koi`ahi

という5枚の葉が連なるマイレは、

カウアイ島のKoke`eの山の中にあり、

マイレ独特の甘い香りが他のマイレと比べてとても強く、

その香りに魅了される貴重なマイレと言われています。


マイレは、土から直接茎が伸びています。

そして、マイレを頂く時は、

その茎の部分の薄皮だけを剥がすように取っていきます。

とても繊細で切れやすいので、

初めての人には、なかなか長い状態で取ることが難しい植物です。

でも、コツをつかむとスルーっと簡単に取れるようになります。


収穫した後、切れてしまわない様に

丁寧にそれぞれを絡めてレイにしていきます。

フラのハンドモーションでもおなじみのWili (巻きつける)が

正にマイレ同士を絡めていく作業です。


一般的にレイには、特別なALOHAが込められているという事、

また、マイレは蔓状になっている事から、

家族や愛する人とを愛で繋ぐ、友情を繋ぐ、などの絆を意味すると考えられており、

また、どんどん伸びていくその姿を例え、発展を意味し、

結婚式、卒業式などでの門出を、新しい出発をお祝いする時に贈られるレイの1つ。


マイレの葉の香りは、独特のいい香りがします。


その香りは、自然の恵み、そのものの。

沢山の葉から、とても甘い香りを放ち、またその香りは

長い間持続します。

古代ハワイアンの時代、

神々と繋がる場でもあった、Heiau (寺院〉

神との交信には、チャントと呼ばれる(詠唱)をし、

その場所には必ず マイレが供えられていました。


マイレの香りこそが、古代ハワイアンの人の魂、

だからこそ、常にマイレの葉を備え、

その香りを絶やしてはいけないという決まりもあったと言われた説もあります。


Maileを歌った数多くの歌が愛を表し、

また、神聖な植物でもあるMaile.


まだまだ書きたい事はありますが、またの機会に。


多くの植物が絶滅の危機に面しています。

トレイルに入った時、靴の底を綺麗にしてから入る事。

ちょっとしたことですが、大切な事ですね。


ハワイの大切な植物が守られます様に。


皆さん良い週末を❤






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